私たちTAKIBISMが標榜するのは、人類が焚き続けてきた火。
親父が焚き、爺さんが焚き、そのまた爺さんたちも欠かさず焚いてきた火。
この火は、未来の子どもたちにも引き継がれる火でもある。
わずか50年ほど前まで、私たちの暮らしには、当たり前に火があった。
私の母親がまだ幼かった頃、山で薪を拾い、1日3食の煮炊きと風呂を沸かす火を焚くことは、子どもの仕事だった。
その後のわずかな年月の間に、“便利”という言葉と引き換えに暮らしの中の火を失い、
かつての火のある豊かな暮らしは、“便利で安全な”ツールによって、一変してしまった。
私が焚き火に惹かれるのは、火は変わらない、真実みたいなものだから。
どんな時代にあっても、火は明日の希望であり、ある種の普遍性すら宿している。
そんな火を、次の時代に引き継ぐのが、TAKIBISMの使命。
美しい火は、三角に立ち昇る。
小さな火は、消されずに、引き継がれていく。
小さな火を、美しく焚こう。